志太広域事務組合

　当消防本部管内（藤枝市・焼津市）では、昨年中に住宅火災の逃げ遅れによって4名の尊い命が奪われてしまいました。

　この危機的な状況を打開するため、消防長（当消防本部の最高責任者）が直轄する住宅用火災警報器設置促進プロジェクトチームを昨年10月に発足させ、これまで全５回の住宅用火災警報器設置促進会議において協議を進めてきました。

　平成２８年３月１４日には、これまでの協議結果を踏まえて「広報啓発事業」「設置支援事業」「設置促進事業」の分野に分け、全５事業の展開を図り、管内の住宅用火災警報器設置率の100％を目指していくことの必要性について提言しました。

　この報告を受けた西尾正巳消防長からは、「もう二度と昨年発生した住宅火災のような惨事は発生してほしくない。住民の安全安心が第一であり、わたし達消防職員が一丸となって、住民の命を守るべく提言された事業を、着実に進めてほしい」との訓示がありました。

　これから当プロジェクトチームでは、着実に事業を展開を図るための活動支援や事業の検証を行っていきます。

住宅用火災警報器設置促進プロジェクトから西尾消防長へ提言書を手渡している様子